種間寺（四国88箇所：第34札所 高知県）

三十四番札所は本尊を薬師如来とする種間寺。

六世紀の頃、百済から仏師や造寺工が渡来し、大阪・四天王寺の造営にあたりました。

落城の祝を終え帰路の航海中、土佐沖で時化に見舞われます。

種間寺のご詠歌と概要

種間寺のご詠歌
世の中に 蒔ける五穀の 種間寺 深き如来の 大悲なりけり

そして種間寺のある本尾山に近い港に逃れ着いたのです。

一行は仏師や造寺工でもあったため、これからの長い航海と海上の安全を祈願し薬師如来を彫造し、本尾山の山頂に祀りました。

これが種間寺の起源とされています。

それから二百年以上が過ぎ、弘仁年間に弘法大師がこの地を訪れます。

大師は堂塔を建て、山頂に祀られていた薬師如来を本尊として安置します。その際に米、麦、粟、きび、ひえの五穀を境内に捲いたことから、現在の寺名「種間寺」が付いたようです。

薬師如来像は肉付きのよいどっしりとした体で、「安産の薬師さん」として信仰を集めています。

種間寺の所在地と地図

種間寺：駐車場

種間寺の駐車場です。駐車場は無料となっています。

種間寺：山門

種間寺の山門です。

種間寺：手水場

種間寺の手水場です。

種間寺：鐘

種間寺の鐘です。

種間寺：本堂

種間寺の本堂です。

種間寺：納経所

種間寺の納経所です。

種間寺：御朱印・御影

四国八十八ヶ所霊場開創1200年を記念して、各寺院にて記念スタンプと記念御影をいただきました。各寺院にて1200年の記念スタンプ、そして赤の記念御影です。

これが種間寺の御朱印・霊場開創1200年記念スタンプ・記念御影にゃ

1200年記念スタンプは御朱印に。赤い御影が記念御影だにゃー！

種間寺の次の寺は「清瀧寺」