御詠歌:霧の海 たち重なるは 雲の波 たぐひあらじと わたる橋立
札所二十八番は本尊を馬頭観世音菩薩とする橋立堂。
『秩父回覧記』によると、夜中に光を放ち『観音経』を誦経していた杉の霊木で、慈恵大師が観音像を彫造し安置したとあります。
この記事に書いてあるコト
橋立堂とは
札所二十八番は本尊を馬頭観世音菩薩とする橋立堂。
『秩父回覧記』によると、夜中に光を放ち『観音経』を誦経していた杉の霊木で、慈恵大師が観音像を彫造し安置したとあります。
高さ70メートルほどもある、そそり立つ岩壁が覆うような場所にお堂はあります。
三間四面、流れ向拝のある方形銅板葺きのこの建物は江戸中期に建立されたものとされています。
本尊が馬頭観世音なのは秩父札所ではここだけです。
かつて馬が交通手段として無くてはならない時代がありました。
その頃には、縁日になると飼い馬をひいた参拝者でたいそう賑わったようです。
本堂右手には小さな馬堂があり、江戸時代の伝説的な彫刻職人・左甚五郎による作の二頭の馬像があります。
橋立堂:訪問記
秩父34箇所観音霊場の札所28番 橋立堂へ行ってきました。その訪問記です。
橋立堂:駐車所
普通車:可、マイクロバス:可。駐車場は広々!
橋立堂:参道・山門
石段を登っていきます。
岩の絶壁下に到着。そこに観音堂があります。
橋立堂:観音堂
観音堂は、江戸中期に建てられたもとなっていて、本尊は、鎌倉時代に作られたとのことです。
見上げると山のような岩の絶壁下に立てられていることがわかります。
観音堂の横には馬の銅像があります。この橋立堂(観音堂)は、「馬の観音様」として信仰されてきた。
鍾乳洞入口
橋立堂には鍾乳洞があり、実際に見学ができます。冬季(12-3月)は閉鎖になります。
茶屋
境内、駐車場奥には茶屋があります。
ガマガエルのオブジェが印象的。
かなり雰囲気のある茶屋です。脇には登山届のポストも。
たぬきのオブジェとソフトクリームの看板がいい味を出しています。
橋立堂:納経所
納経所は鍾乳洞入り口の隣りにあります。
御朱印
平成26年(2014)は、日本百番観音秩父34ヶ所観音霊場の午歳総開帳の年にあたり、こちら「橋立堂」の御朱印にも「午歳総開帳」の印が押されています。
橋立堂の次の寺は「長泉院」
- 橋立堂の次の寺:長泉院
- 距離は約「1.7」km
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橋立堂アクセスと地図
寺名 | 石龍山 橋立堂(せきりゅうざん はしだてどう) |
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所在地 | 埼玉県秩父市荒川上田野557 |
電話番号 | 0494-54-1106 |
本尊 | 馬頭観世音菩薩 |
宗派 | 曹洞宗 |
アクセス | 電車:秩父鉄道「浦山口駅」から徒歩15分。バス:西武鉄道「西武秩父駅」から西武観光バス「浦山常盤橋ゆき」の「浦山口」下車徒歩15分。 27番から:徒歩18分(1.3km) |
駐車場 | 普通車:可、マイクロバス:可、大型バス:可(手前有料のみ) |