南光坊（四国88箇所：第55札所 愛媛県）

五十五番札所は本尊を大通智勝如来とする南光坊です。

「寺」とせず「坊」と付く霊場は四国霊場の中でも本寺だけです。

正式名は光明寺金剛南光坊。

大宝年間、伊予国主・越智玉澄公が文武天皇の勅命により大山積明神を大三島に勧請し、大山祇神社を建立しました。

南光坊のご詠歌と概要

南光坊のご詠歌
このところ 三島に夢の さめぬれば 別宮とても おなじ垂迹

その際に法楽所として二十四の別当寺を建立したことが本寺の始まりとされています。

和銅元年、行基菩薩がこのうち八坊を「日本総鎮守三島の御前」と称して祀り、後に弘法大師が霊場として定めました。

明治時代には廃仏毀釈により大通智勝如来と脇寺の弥勒菩薩像、観音菩薩像を南光坊薬師堂に遷座。

南光坊は太平洋戦争末期の昭和二十年八月には空襲で大師堂と金毘羅堂以外は罹災してしまいます。

現在、南光坊の本堂は昭和五十六年、薬師堂は平成三年、山門は平成十年に再建されたものです。

南光坊の所在地と地図

南光坊：駐車場

南光坊の駐車場です。駐車場は無料となっています。

南光坊：山門

南光坊の山門です。

南光坊：手水場

南光坊の手水場です。

南光坊：鐘

南光坊の鐘です。

南光坊：本堂

南光坊の本堂です。

南光坊：納経所

南光坊の納経所です。

南光坊：御朱印・御影

四国八十八ヶ所霊場開創1200年を記念して、各寺院にて記念スタンプと記念御影をいただきました。各寺院にて1200年の記念スタンプ、そして赤の記念御影です。

これが南光坊の御朱印・霊場開創1200年記念スタンプ・記念御影にゃ

1200年記念スタンプは御朱印に。赤い御影が記念御影だにゃー！

南光坊の次の寺は「泰山寺」